■HMVジャパン 本・雑誌 - 本・雑誌 - 人文・思想・哲学~~哲学 - pg.7
エンツォ・パーチ/諸科学の機能と人間の意義
フッサール「危機」註解の作業を通じて現象学の基本的諸主題を練り直し、実存の思想の「関係主義」的再編のモチーフの下にフッサール現象学を批判的に続行しつつ、歴史における人間と意味の現象学を展開する。「現象学小辞典」を付す。
ハンナ アーレント/過去と未来の間 政治思想への8試論
歴史や伝統、権威と自由のありかたを根源から思考する一方で、現実の教育や大衆文化について、カントをもちだしながら描く、見事な筆さばき。20世紀の時代と哲学と政治の交差点にいた一ユダヤ人女性のすべてがある書。〈アーレント〉1906?1975。ドイツ、リンデン生まれ。ハイデルベルク大学でヤスパースに学ぶ。ナチス政権成立後、パリに亡命。のちアメリカ亡命、多くの大学で客員教授を勤める。
ドナルド・デーヴィドソン/真理と解釈
1.真理と意味 2.事実との一致 3.規約Tの擁護 4.そう言うことについて 5.叙法と行為遂行 6.根元的解釈 7.信念、および意味の基礎 8.思いと語り 9.概念枠という考えそのものについて 10.形而上学における真理の方法 ほか3章
ゲオルク・ピヒト/ニ-チェ
文献学的読解を通じてハイデガーのニーチェ解釈を踏みこえ、ドイツ観念論との連続性を究明しつつ、ニーチェ哲学を超越論的な歴史的実践の哲学として読み直し、大いなる政治として開かれた哲学への再評価をめざす。
大谷愛人/倫理学講義
今日という時代においてこそ、倫理学という学問が持つ特別な意味と役割を明らかにし、人類生存のための新しい価値観の探究と形成をめざして、その文明や文化の本質と意味そのものを問う。
高橋真司/ホッブズ哲学と近代日本
〈トマス・ホッブズの哲学〉 〈日本におけるホッブズ哲学の導入〉1.日本におけるホッブズ哲学の導入 2.明治10年代におけるホッブズ哲学 3.払波士著『主権論』をめぐって 4.払波士著『主権論』再考 〈日本におけるホッブズ研究〉
柴田純/思想史における近世
序.近世思想史研究の課題と方法 1.近世前期における学文の歴史的位置 2.那波活所の思想 3.那波活所と徳川頼宣 4.徳川頼宣の藩教学思想 5.近世における法と理 6.近世初頭の社会と儒者 ほか2章
ルードルフ・A・マックリール/ディルタイ 精神科学の哲学者
その全的な精神諸科学の基礎づけによって、19世紀後半最大の哲学者と目されるディルタイの心理学・歴史哲学・美学の関連と役割を精緻に分析、その巨大な影響力の根源を衝く、ディルタイ研究第一人者の力作。〈マックリール〉1939年ベルギー生まれ。コロンビア大学大学院で博士号取得、現在エモリー大学教授。ディルタイ研究の第一人者で、現在全6巻の「ディルタイ選集」を刊行中。
農山漁村文化協会/安藤昌益 日本・中国共同研究
1992年に中国山東省の山東大学でおこなわれた「日中共同安藤昌益学術討論会」の記録。中国の研究者にとっては異国の、しかも長く隠れていて研究資料の乏しい思想家のさまざまな断面を専攻しているのは壮観である。
平尾透/功利性原理
1.J・S・ミルにおける功利性原理と自由原理の同一性 2.功利性原理の証明における「合成の誤謬」について 3.功利性原理の理論的意義 4.快楽の質的区別は功利主義と矛盾するか 5.ミル『自由論』における自由の正当化 ほか5編
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