■HMVジャパン 本・雑誌 - 本・雑誌 - 人文・思想・哲学 - pg.20
澤田瑞穂/地獄変 中国の冥界説
針の山に血の池地獄。閻魔大王や地蔵菩薩の活躍。地獄ときけば、誰もが想像する世界もその源流は中国の地獄冥界説にある。それは死後の世界に関する古来の俗信が、仏教とも道教とも一般信仰ともつかない混合した姿で現われたものである。
武藤安子/発達臨床 人間関係の領野から
本書は学びを終えて実際に発達臨床の仕事についた若い臨床者を意識して書かれた。学んできた基礎的な理論や実習と臨床の中の観察、体験を自分の中で体系化・統合化する努力をしてほしい、安易な既成の分類概念やテストに依存しないでとのメッセージを込めて。
南雲治嘉/視覚表現 コンピュ-タ時代のベ-シックデザイン
デザインの視覚的な表現における、幅広いベーシックを解説。コンピュータ時代のデザインにはベーシックがますます必要になる。関連作品、用語解説を随所に入れて、デザインの知識が自然に広がる構成。〈南雲治嘉〉1944年東京生まれ。金沢美術工芸大学産業美術科卒業。グラフィックデザイナー。東京デザイナー学院教授等を務めている。著書に「視覚構成」「おもしろプリント便利帖」他。
上田嘉成/おかぐらのうた
平易でありながら深遠なみかぐらうた。一切の科学、一切の哲学を含んで悠久なものであるこの"みかぐらうた"にこもる親心の深遠さを歌った信仰の書。
松尾善弘/批孔論の系譜
文化大革命のさなか展開された「孔子批判」の分析をとおして中国人の思考の基底に迫ってきた著者が、自らの発表済論文を10編集めたもの。
小町谷朝生/色彩と感性のポリフォニ-
感性をどう理解するかという問題を色彩の面から考えた本。感性は知的思考の硬さをほぐし、深化させる働きをもつ。ロゴスの世界から最も遠い色彩文化の種々相を考える中で、知性の根元にある感性の働きと可能性を探る。
余語翠巌/禅の十戒 『禅戒鈔』講話
「禅戒」は己を生かす真実の喚び声であり「いのち」の彼方からの無底の力である。これを説きうる「まことの人」を得て、甚深の法が時代に蘇る。万人必読の書。
フェルディナン・ド・ソシュール/ソシュ-ル講義録注解
ソシュールの「一般言語学」を最も網羅的に語る講義録を綿密な点検によって訳出し、同時にこのテクストが溢れさせる〈反・言語学〉への問いを詳細な注解のうちに捉え込み、反響させる。ソシュールの言語学を入門から極限の問いへと鮮明に導く。
バリ・スマート/ミシェル・フ-コ-入門
監獄、監禁、セクシャリティといった問題をとりあげながら、権力、諸関係の網の目の内部での個人性の構成に強い関心を示したフーコー。キーポイントをはっきりさせながら、この20世紀の鬼才の全貌をわかりやすく解説した入門書。
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