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後藤竜二/りんご畑の九月
甘ずっぱい匂いでむせかえる様なりんご畑に出没したりんご泥棒。ぼくはおにいちゃんと泥棒退治に立ち上がった。ぶつかり合いながら信頼を育てる兄弟と、北国の自然を美しく描く。〈長谷川〉１９４７年北海道生まれ。武蔵野美術短期大学卒業。作品に「りんごの花」「ともだちっていいな」ほか多数。
バーナード・ウェーバー/ワニのライルとどろぼうじけん
プリムさん一家と暮らすようになったワニのライルとお母さんのフェリシティ。しあわせな日々が過ぎていきます。ある日、生まれてはじめてデパートへ行ったフェリシティは香水に夢中になりました。あまり夢中になり過ぎて…。
バーナード・ウェーバー/ワニのライルは会社のにんきもの
ライルは愉快なワニです。ライルがいるだけで誰もが楽しくなります。公園やスーパーで働いて欲しいという人もいましたが、プリムさんは断りました。ある日、ライルはプリムさんの会社に行って仕事をいろいろ手伝ううちに…。〈ウェーバー〉１９２４年米国生まれ。ペンシルバニア大学、フィラデルフィア美術大学他に学び、『ライフ』『ピープル』などでＧＤとして活躍。このワニのシリーズを始め絵本作品も多数。
葉祥明/イルカの星
【けんぶち絵本の里大賞（第７回）】水族館でイルカと出会った少年はイルカに誘われて海へ。イルカは海を通して生命の尊さを語り、人間たちへメッセージをおくる。美しい絵と感動のストーリーが織りなす自然保護への出発点。英訳付き。〈葉祥明〉１９４６年熊本県生まれ。ニューヨークでアートを学び、７２年「ぼくのべんちにしろいとり」を出版。９１年北鎌倉に葉祥明美術館をオープン。他の作品に「はなはどこにいったの…」など
常光徹/妖怪図鑑
河童、天狗、山姥たちを図解入りでくわしく解説。ぬりかべ、大蛇、海坊主、口さけ女など、おおぜいの妖怪たちが大集合。河童学入門、鬼学入門、民話のページもある、妖怪絵本の決定版。
杉みき子/加代の四季
こっそりたんすをあけると、おかあさんのよそゆきのにおいがする。おしいれに首をつっこむと、ふとんとこたつのにおいがする。なんでもない日常がとっても幸せな「加代の四季」ほか６編を収録。
飯田栄彦/シイの木はよみがえった
頓田の森は、桑畑にかこまれた小さな森でした。昭和２０年３月２７日、太刀洗飛行場を襲った爆撃から逃れようとした子どもたちは頓田の森に避難。でもここにも爆弾は落とされたのです。「頓田の森の悲劇」をシイの木が語る。
いわむらかずお (岩村和朗)/かんがえるカエルくん
【講談社出版文化賞（第２８回）】シジミのかおはどこにあるの。両方の手をほっぺたに当てて、すわりこんだまま、ずっと考えているカエルくん。仲良しのネズミくんも現れて…。簡単なようで難しい問題を抱えてしまったカエルくんを描いたコマ割り絵本。
村中李衣/走れ
一生けんめい走ろうとすればするほど、体がうしろへ下がっていく。もう走れない。そのとき、ふいに背中にふたつの声がかぶさった。「姉ちゃん、行けっ！」「のぶよ、行け！」…「走れ」「おしりのあくび」を収録。
クエンティン・ブレーク/ピエロくん
なかまの人形たちといっしょにすてられてしまったピエロくん。みんなをよろこんでひきとってくれる人はいないかと、さがしに出かけますが…。ほんのり心をあたためたい人におくる絵本。〈クェンティン・ブレイク〉１９３２年イギリス生まれ。チェルシー美術学校で絵画を学んだのち、フリーのイラストレーターを経て、７８?８６年まで王立美術学校イラストレーター科教授。作品に「マグノリアおじさん」。
宮沢賢治/土神と狐
谷地に住む土神は粗野で乱暴な土地の神。彼はきれいな女の樺の木に心惹かれていた。しかし樺の木は土神よりも、狐の方が好きだった…。人間の修羅性をテーマとした宮沢賢治の異色の童話を、組み木絵で表現した１冊。〈中村〉１９４８年岐阜県生まれ。積み木絵作家。絵本作品に「なめとこ山の熊」「そこなし森の話」などがある。
小沢昭巳/ピピとべないホタル
「この童話でいじめが消えた！」と大反響の原作が絵本に。仲間のホタルたちのやさしいまなざしがとべないホタルのピピを変えた…。長編アニメーション映画「ピピとべないホタル」をもとにしたアニメ絵本。
結城昌子/ひらめき美術館 第2館
太っちょの相撲浮世絵とジャコメッティのやせっぽち彫刻を比べたり、ロダンの「考える人」が何を考えているかを想像したり。自由に感じて、好きなふうに想像して楽しむ美術館。
結城昌子/ひらめき美術館 第1館
理論に偏らず、名画と楽しいつきあいができるシリーズ第１館。モナ・リザから写楽、ピカソ、ゴッホ、ウォーホルまで、絵がわかる、楽しくなる、目からうろこのミュージアム。ミロのヴィーナスに腕をつける等参加ページも充実。
ルドミラ・ゼーマン/ギルガメシュ王さいごの旅 大型絵本
親友エンキドゥを死に奪われたギルガメシュ王は、やがて自分をも襲うであろう死を滅ぼし、永遠の命の秘密を得ようと、長い苦しい旅にでる。はたしてその秘密を手にすることはできるか？ ギルガメシュ三部作完結。〈ゼーマン〉映画製作者ゼーマン・カレルの娘。カナダに移住。アニメーション、デザイン、絵本作家。著書に「ギルガメシュ王ものがたり」。
北村得夫/歌が世界を動かした! ウィ・ア-・ザ・ワ-ルド物語
アメリカとイギリスの４５人の音楽家たちが心を一つにして、飢餓に苦しむアフリカの子供たちの生命を救った本当にあったお話。影絵作家・藤城清治が「Ｗｅ ａｒｅ ｔｈｅ ｗｏｒｌｄ」を影絵で絵本にしました。〈北村〉１９２５年生まれ。作曲家。地球環境と子供を守る国際的な活動を広く行っている。〈藤城〉１９２４年生まれ。影絵作家。著書多数。
赤羽末吉/日本の神話 第6巻
赤羽画伯の描く、美しい日本の神話。第６巻は有名な海幸山幸のお話。ある日兄の海幸と仕事を取り替えた山幸は、海で兄の大事にしている釣針をなくしてしまった。山幸は釣針を求めて海の底の国の宮殿に赴いた…。再刊。
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