■HMVジャパン 本・雑誌 - 本・雑誌 - 経済・ビジネス~~経済学 - pg.18
イマニュエル・ウォーラーステイン/転移する時代 世界システムの軌道1945-2025
経済循環と覇権周期がともに終末に至るこの世紀末は、果たして次なる上昇局面の準備段階なのか? 世界システムの構造危機を構成するものの要素と、すでに始まった極めて困難な過渡期の変化の本質をそれぞれ解明していく。〈ウォーラーステイン〉1930年生まれ。ビンガムトン大学社会学教授、フェルナン・ブローデル経済・史的システム・文明研究センター所長。著書に「アフター・リベラリズム」など。
塩沢由典/マルクスの遺産 アルチュセ-ルから複雑系まで
数学から転じ、アルチュセールを介したマルクスの読み、スラッファを通した古典経済学の読み直しを通して経済学を始め、複雑系経済学、進化経済学へ至った道程をふり返り、市場主義全盛の今、あるべき新しい経済学の姿を示す。〈塩沢由典〉1943年生まれ。京都大学理学研究科修士課程修了。現在、大阪市立大学教授、進化経済学会副会長、関西ベンチャー学会会長。専攻、複雑系経済学。著書に「市場の秩序学」「複雑さの帰結」等
鈴木和雄(経済学)/労働力商品の解読
マルクスが「発見」した労働力商品とはなにか。擬制商品論の観点から、マルクス経済学のキー概念をなす、労働力商品の実像にせまる。〈鈴木和雄〉1951年東京都生まれ。東北大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、弘前大学人文学部教授。
桑原莞爾/イギリス関税改革運動の史的分析
17世紀末のブルジョワ的変革を出発点とするイギリス近代史の展開過程のうち、19世紀末「大不況」期から第一次大戦に到る時期に注目し、チェンバレンに領導された関税改革運動の高揚と挫折を考察する。
小葉田淳/貨幣と鉱山
中世より近世にかけての、金・銀・銅の金属鉱山の開発やそれに伴う貨幣流通事情、また海外貿易との関連などに触れた貨幣史の諸問題に加え、近年研究された日向の諸銅山についての論稿を収める。〈小葉田淳〉1905年福井県生まれ。京都帝国大学史学科卒業。京都大学名誉教授、日本学士会員、住友史料館名誉館長。著書に「日本鉱山史の研究」「日本銅鉱業史の研究」など。
サミュエル・ホランダー/リカ-ドの経済学 下
学説史研究の第一人者によって世に問われた包括的で詳細なリカード研究。リカードを通じて古典派経済学全般に対する斬新な見方を提示するとともに、学説史全体の見直しを迫る。〈ホランダー〉著書に「古典派経済学」「アダム・スミスの経済学」などがある。
ジェラルド・P・オドリスコル/時間と無知の経済学 ネオ・オ-ストリア学派宣言
市場の秩序形成作用に信頼を寄せ、人々の自律的で創造的な意思決定を重視するオーストリア経済学派。若い世代の二人がこれまでの研究成果を踏まえ、そのエッセンスを述べ直し、独自の手法で新たな段階へ発展させる。〈オドリスコル〉1947年生まれ。経済学博士。現在、シティーコープとシティーバンクの主任研究員。〈リッツォ〉1948年生まれ。経済学博士。現在、ニューヨーク大学準教授。
原輝史/フランス戦間期経済史研究
巨大企業の抬頭から経済恐慌、第二次大戦へと至る激動期における、フランスの個別企業の生産性向上や合理化、産業全体の組織化や合理化の問題を実証的に分析。〈原輝史〉1943年長野県生まれ。早稲田大学大学院商学研究科博士課程所定単位取得退学。現在、早稲田大学商学部教授。著書に「フランス資本主義」など。
荒秀/日韓土地行政法制の比較研究
日本と韓国の土地利用法制がどのような発展過程を経て今日に至っており、ふたつの国の法制がどのような点で類似し相異しているのか。独協大学が主管する日韓の共同研究をまとめた論文集。
高瀬弘一郎/キリシタン時代の貿易と外交
日本では知られていなかった欧文古文書から大航海時代日欧交渉を解明。糸割符制度からみた鎖国の形成、マカオ・長崎間貿易等に言及する。2001年刊「キリシタン時代の文化と諸相」との総合索引を付す。〈高瀬弘一郎〉1936年東京都生まれ。慶応義塾大学大学院博士課程単位取得退学。慶応義塾大学文学部教授。著書に「キリシタン時代の文化と諸相」など。
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