■HMVジャパン 本・雑誌 - 本・雑誌 - 政治学・社会学~~社会学 - pg.9
望田幸男/近代ドイツ=「資格社会」の制度と機能
近代ドイツを「資格社会」の典型として捉え、専門職研究の最新成果を踏まえて諸種の職業資格の制度と機能を分析、資格社会とのジレンマを探る。新たなドイツ社会像を形象化した共同研究の成果。〈望田幸男〉1931年山梨県生まれ。京都大学大学院博士課程修了、ドイツ近・現代史専攻、同志社大学文学部教授、文学博士。著書に「ドイツ近代史」「近代ドイツの政治構造」など。
若尾祐司/近代ドイツの結婚と家族
結婚制度が大きな転換点を迎えつつある今日、法制史・日常史・女性解放史の3つの視角から、19世紀ドイツの「結婚の社会史」に迫り、「近代」の歴史的構図を鋭く批判した労作。
マックス・ヴェーバー/ロシア革命論 1
ウェーバーは1905年革命の報に接するや数ヶ月でロシア語をマスターし、2つの長大な論文を作成。その第1論文と、第2次革命後執筆の第3論文を収録。ほとばしる学問的情熱をもって書かれた中期の傑作論文の本邦初の全訳。〈ウェーバー〉1864年生まれ。ドイツの経済学者、社会学者。ハイデルベルク大学名誉教授。著書に「経済と社会」「世界宗教の経済論理」など多数。1920年没。
デーヴィド・M・ハルプリン/同性愛の百年間 ギリシア的愛について
古代ギリシアにおける男性文化の恋愛学に大きく踏み込んで、その理解を前進させると共に、我々自身の性と文化についての自意識を再評価させる。ゲイ研究における伝説的とも言える作品。〈ハルプリン〉マサチューセッツ工科大学の人文社会系、文学部長、文学教授。ギリシア・ラテンの田園詩、古代ギリシアと近東の関係の他、文学史、セクシュアリティの歴史などの著書がある。
正村俊之/秘密と恥 日本社会のコミュニケ-ション構造
メッセージをいかに伝達しないようにするか。「恥」と「秘密」の2つの概念をもとに、日本人のコミュニケーションを成り立たせている「秘密の社会技術」の仕組みを解き明かす。〈正村俊之〉1953年東京都生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。東北大学文学部教授。共訳書に「信頼」。
清正寛/現代の地域と政策
地域と人間についての原理的考察、環境問題をはじめ地域が抱える多様な問題、それらに対応する政策の可能性等に関する諸考察を収録。地域社会と人間のあり方を現代的要請から根源的に問い直す視点を模索する。
ジョルジュ・バランディエ/意味と力 社会動学論
アフリカの社会学・人類学的研究で多くの業績を挙げている著者が、構造主義や新マルクス主義とは異なる視座から、社会変動のより包括的な把握をめざして、批判的かつ動的な社会学を構想。多次元的社会論。
バーニ・G・グレーザー/デ-タ対話型理論の発見 調査からいかに理論をうみだすか
質的データを重視、あらゆるデータを貪欲に取り込み、徹底的に「対話」させ、比較する。そこから新たな理論を生み出す「グラウンディド・セオリー」とは? 著者の看護研究を例に質的分析の革新を説いた社会調査法の古典。〈グレイザー〉コロンビア大学で量的調査に基づく社会学を学び、博士号を取得。〈ストラウス〉1916年ニューヨーク生まれ。カリフォルニア大学社会学教授。著書に「社会心理学」等。
カール・マンハイム/文化社会学草稿 思考の構造
カール・マンハイムと親しく、彼の協力者であり、自らもまた傑出した社会科学者であった、パウル・ケチケメティ博士により保管されていたマンハイムの草稿二編。「文化社会学的認識の特性について」「文化とその認識可能性についての社会学理論」。
書籍/世界システムと女性
フェミニズムとエコロジーの視角から、世界システム論を刷新した独創的な方法論を構築、社会理論の新しいパラダイムを切り開く。女性たちが分析する資本主義社会の基本的構成要素とは。
ピエール・ブルデュ/ホモ・アカデミクス
社会学は、自身が加わっている世界=大学を客観視できるのか? 大学内における様々な「位置」と、それに対応するホモ・アカデミクスのさまざまな「種」からなる空間を構築し、政治的立場の決定という、大学のタブーを検証する。〈ブルデュー〉1930年フランス生まれ。リセ教員、大学講師等を経て現在、コレージュ・ド・フランス教授。著書に「遺産相続者たち」「芸術の規則」など。
高群逸枝/わが道はつねに吹雪けり 十五年戦争前夜
「母系制の研究」「女性の歴史」など女性史研究の傑作を生み出した高群逸枝。後年のそれらの研究の萌芽がすでに見られる、若き日々の「アナキスト」としての論争の数々。「全集」未収録作品を中心に編集。〈高群〉1894年熊本県生まれ。詩集「日月の上に」他を刊行後、無産婦人芸術連盟の結成に参加。『婦人戦線』を主宰。1931年より女性史研究を続ける。64年没。
◎ Amazon.co.jp で さがす -- 政治学・社会学~~社会学
/
END OF PAGE